プロジェクトについて

ABOUT US

長野県細胞検査士会が、子宮頸がん征圧の目標を掲げ、4月9日(子宮の日)に合わせて平成23年4月10日に第一回のイベント開催を機に発足しました。以来毎年1回、「愛は子宮を救う」のイベントを開催しています。

このイベントの目的は、特に若い女性たちに、子宮頸がんを知ってもらい、1人でも多くの方に検診を受けてもらうことです。

この活動は、支えてくださる個人・企業の方たちの温かな善意で成り立っています。ご協力に感謝いたします。

代表のごあいさつ

「若い女性の方でも、気軽に婦人科を訪れて検診を受けていただけるようになることが、私たちの共通の願いです。」

長野県細胞検査士会会長 小林幸弘(丸の内病院 検査課)
長野県細胞検査士会会長 小林幸弘
(丸の内病院 検査課)

子宮頸がん予防啓発プロジェクト「愛は子宮を救う」の主催者であります長野県細胞検査士会(以下、本会)を代表いたしましてご挨拶申し上げます。

私たち細胞検査士は、日ごろ顕微鏡でがん細胞を発見するという第一線の現場で働いています。全国組織の日本臨床細胞学会細胞検査士会では、子宮頸がん検診の細胞検査を担当する職能団体として、2009年より子宮頸がん検診受診率の向上と子宮頸がんワクチンに対する正しい理解を深める目的で啓発活動を展開しています。そこで長野県でも子宮頸がんについてより正しく知ってもらい、気軽に検診を受けていただけるようにとの思いから、長野県細胞検査士会(会員総数150名)が中心となり、賛同してくださる団体や個人の方々と協力して2011年より子宮頸がん予防啓発イベントを毎年開催しています。

一昔前までは不治の病といわれていました「がん」ですが、近年医療の分野において様々な研究の成果として、「治る病」に変わりつつあります。勿論全てのがんが治るわけではないのですが、子宮頸がんについてはさらに「予防できるがん」として認識されていることを皆様ご存知でしょうか。

近年子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因であることが周知され、検診によって予防できるがんと言われています。しかし、日本では子宮頸がん検診受診率は他の先進諸国に比べて約42%と極めて低率です。特にこれから子どもを産む若い世代(20~30歳代)に子宮頸がんが急増しているにもかかわらず、その検診受診率が20代では約26%と低いこと、また子宮頸がんワクチンの接種率も依然と低いままであるということは深刻な問題です。

しかしこのことは単純に個人意識の低さのみならず、周囲を取り巻く環境にも問題があります。それらを含めて、私たちはこのプロジェクトを通じて子宮頸がんにおける検診の重要性をアピールしています。

HPVに感染した細胞は特徴的な形態を示すことから、顕微鏡で細胞を観察する「細胞診」を行うことによってHPVによる感染細胞、あるいは子宮頸がん細胞を捉えることができるのです。すなわち、「細胞診」による子宮頸がん検診が非常に有効となっています。早期に発見できれば命は勿論、子宮を残す治療が可能となり、子供も授かることができるのです。

若い女性の方でも気軽に婦人科を訪れて検診を受けていただけるようになることが私たちの共通の願いであります。そのことによって子宮頸がんになる人を減らすことができます。なぜなら子宮頸がんは原因が明確であり、検診とワクチン接種により「予防できるがん」なのですから。

このプロジェクトの中核をなすものとして毎年1回、子宮頸がん予防啓発イベント「愛は子宮を救う」を開催しています。10回目からは「パネルディスカッションの動画配信」と、「子宮頸がん予防啓発資料の県内学生への配布」を企画しました。本会以外にも趣旨をご理解してくださった団体に共催、後援となっていただき、その他賛同してくださった個人の方々にも加わっていただき、実行委員会を設けて運営しております。運営費については私たちのみではなく、多くの企業、医療施設、個人の方々からの協賛のお陰により成り立っており、非常に感謝しています。この場をお借りしまして御礼申し上げます。またこのサイトをご覧の多くの方々に於かれましては、今後とも私たちの活動にご理解をいただければ幸いです。

長野県細胞検査士会 会長
(丸の内病院 検査課)
小林 幸弘

当プロジェクトの役員一覧

主催者

長野県細胞検査士会

会長

小林 幸弘
丸の内病院 検査課

実行委員長
中村 恵美子
JA長野厚生連南長野医療センター篠ノ井総合病院 臨床検査科
渉外担当責任者
望月 実
長野赤十字病院

「愛は子宮を救う」プロジェクト事務局

JA長野厚生連南長野医療センター 篠ノ井総合病院 臨床検査課内

TEL: 026-292-2261 (担当: 中村 恵美子)

幸せな未来のために子宮頸がん検診を受けよう